シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

ゲームに子守をさせない子育て

今21歳、18歳、12歳の3人の男の子を育てる上で最も難しかったことは、小・中学生の時に携帯ゲームを持たせないことでした。
持たせていれば男の子たちはおとなしく遊びます。怪我もしません。家も散らかりません。お友達もすぐにできます。
持たせないのであれば、親が面白い遊びを常に提供し続けなければいけません。大変です。親の創造力と行動力が鍛えられます。
でも、長男がまだ保育園児だった頃、空気がキンと冷えたスキー場で携帯ゲームをずっとしている小学生を見て、私は自分の子供に携帯ゲームを持たせたくないと思いました。
「時間を無駄にする」とか「夜中にこっそり遊ぶ」と子育ての先輩から聞いて、サンタさんへDSのリクエストがあっても、シカトを貫きました。

今年、長男が高校時代から希望していた企業から内定をもらい、次男が医学部に合格し、それぞれの夢に向かって独り立ちをしました。
ゲームを与えないで、時間や様々な機会を与え、英語を学ばせてよかったと思いました。

私の母親はテレビの視聴時間に厳しい人でした。
食事中はもちろんのこと、普段も 30分から1時間しか見せてもらえませんでした。
9時には就寝なので、当時流行っていた「ベストテン」も見られず、翌日の友達の話についていけなくて寂しい思いをしたこともありました。
でも、本当に感謝しています。
家族は楽しい会話であふれていましたし、初期のテレビゲーム(ポンというテニスゲーム)を家族でしていました。本をたくさん読みました。
毎日のように習い事や部活がありましたし、いろいろなキャンプに参加させてくれました。特にCISVという国際キャンプに参加したことは私の人生の転機となりました。

私は未だにだらだらとテレビの前で時間を過ごすことはありません。暇な時間があると、なにか学ぶことはないか、社会に貢献できることはないかといつも考えてしまいます。

この日の投稿でも書きましたが、引率をしていると、2種類の生徒さんがいることに気づきます。
シンガポールの街、発展の空気、人々、いろんなことに刺激を受ける生徒と、あまり関心を示さず、自分から話しかけるなどのアクションをとれない生徒。普段ゲームの世界に長時間いる人に多いです。
ところが、そんな後者の生徒さんたちも、ゲームやスマホを手放し、人と接することを強要されていくうちに、だんだんと周りのことに関心を持つようになってきます。

10代って本来そういう時だと思うのです。
気になる子ができたり、自分がどういう風に見られるのか気になったり、かっこよく、かわいくなりたいって思うようになったり、コミュニケーションがとりたくなる、それが自然な10代だと思いませんか?
ゲームは否定しません。面白い遊びだと思います。
うちも三男が宿題を終えたり、厳しいトレーニングが終わったりした後には、ご褒美にTV画面でゲームを短時間させてあげています。アメリカは夏休みが長いので、教育熱心な家庭は、子どもを「ビデオゲームをさせないために、忙しくさせる(keep them busy)」ために様々な習い事や活動をさせています。

昨日、三男と図書館に行った時に、三男が「子供をゲーム依存から救うための本」という本を見つけてきました。

この本は、子供がゲーム依存になってしまった親御さん、というよりも、今ゲームをやらせていいのかどうか迷っているような親御さんとそのお子さんに読んでもらいたいです。

この本の中で、もう大人になった人たち(アメリカ人)が、ゲームによって失った時間や機会について振り返っています。様々な科学研究の結果も出ています。

「ゲームをしていると指先と頭の反射神経がよくなると親に言っていたけれど、それならバスケットボールをしていればよかった」というコメントは本当だと思います。

私はもう子どもが大きいので、ゲームを長時間していた子どもがどんな風に育ったのかを見ています。でも、初めてのお子さんの時はなかなかそうはいかないでしょう。

私の知り合いで、ゲームは頭がよくなると言って、子供にゲームをたくさんさせて、御三家レベルの中学に合格させた人がが二人います。でも、二人とも20才を過ぎた今、まだ大学に入っていません。本当に頭のいいお子さんなだけに、本当にもったいないと思っています。当たり前ですが、生きていくのに必要な能力は頭だけじゃないのです。

この本の書評を見ていると、一方的だ、という批判もあります。ゲームが大好きな人にとってはそう思える本かもしれませんが、ぜひ、そういう方(大人でも子どもでも)からの反論も聞いてみたいです。まずはこの本を読んでからご意見を聞かせてください。












ブララス島 

この島は、シンガポールに3年間住んでいた時に、私たち家族が最も好きだった場所。
シンガポールは日本と同じような都市で、澄んだ海はありません。お隣のビンタン島もビーチの水の透明度は低いです。ところが、ビンタン島の西の端からボートで5分のブララス島は、楽園です。

見渡す限りの澄んだ海 腰まで浸かっても足の指が見えます。プールのようです。

ランチタイムにいるのはいつも私たちだけ シュノーケリングをすると熱帯魚が見られます。

高校生の時の長男、まるで島の王様になった気分。

リザールさんが採ってくれるウニを食べることもできます。

このツアーを主催しているのはビンタン島の男性と結婚した日本人女性イクミさん。

毎回、日本人も大満足のサービスを受けられます。
シンガポール在住の方にもオススメです。
ルマビンタンで検索してみてください。

透明度の高い海でのシュノーケリングは、沖縄やエジプト、アジアの様々な海でダイビングをしてきた私にとって、至福のひと時です。

島に入るのに税金がかかったりして、少し高いのですが、その価値はあります。
宿泊プランもあります。
ぜひ、足を伸ばしてみてください。

日本ではできないことを体験することって私はとても大切だと思っています。



英検準1級 英作文対策

以前にもお知らせしましたが、今回から英検の出題形式が変わります。詳しくはこちら
準1級ではこれまでEメールで質問に答える形だったものが、エッセイ形式に変わります。
2級でも英作文が始まります。
2級の英作文対策がこのサイトによくまとまっていますので、参考にしてください。準1級受験者の方も読んでください。
英検が発表したようなタイプのエッセーの形式はIELTSでも頻出です。対策をしておくべきだと思います。

【準1級 ライティングテスト・問題見本】
 ● Write an essay on the given TOPIC.(与えられたトピックでエッセーを書くこと)
 ● Use TWO of the POINTS below to support your answer.(以下のポイントの2つを使って、自分の意見の説明をすること。)
 ● Structure: Introduction, main body, and conclusion (構造は、書き出し、本文、結論)
 ● Suggested length: 120–150 words (推奨される長さ 大体120から150語くらい・・・推奨なので150語を越えてもOKです。でも100語以下はNGだと思います)

TOPIC Agree or disagree: Small, independent shops and businesses can survive in modern society 

トピック(話題) 小さな個人経営の店や会社は現代社会で生き残れる、という意見に賛成か反対か?

 POINTS ● Cost ● Customer service ● The economy ● Traditional skills
ポイント コスト カスタマーサービス 経済 伝統的な技

【準1級・満点解答例】
I agree with the idea that small, independent shops and businesses will be able to survive in modern society,
(私は小さな個人経営の店や会社が現代社会で生き残っていくという考えに賛成します)
このように、書き出しで、賛成か反対かを述べましょう。

and I have two reasons to support my opinion.
(そして自分の意見を裏付ける2つの理由があります
この表現も覚えましょう。私は前の文に続けて、〜for the following two reasons とよくいいます。

To begin with, the service at small, independent shops is usually far better than the service at larger businesses and chain stores.
(まず最初に、小規模な個人経営の店は、大きな店やチェーンストアよりもずっといいサービスをしてくれます。)
まず1つ目の理由

Independent shops are usually more closely connected to their communities, and their staff members often know their customers personally and have a good idea of what they are looking for.
(個人経営の店は、通常地域とより緊密なつながりがあり、お店の人たちはお客さんと知り合いで、お客さんがどんなものを求めているのかわかっていることが多いです。)
前の文の補足説明です。

Secondly, many independent shops are responsible for producing traditionally made goods.
2番目に多くの個人経営の店は伝統的に作られた商品を取り扱っています。)
2番目の理由

The skills to make these products have been passed down over generations, and consumers today still appreciate the quality and craftsmanship of the goods that these businesses sell.
(それらの総品を作るる技は世代間で引き継がれます。そして、今日の消費者は、そうした店で売られている商品の質と職人技を評価します。
2番目の理由の説明

It is for these reasons that I believe people will continue to use small, independent businesses. (135語)
(それらの理由から、人々は、小さな個人経営店にこれからも通い続けると思います。)
結論です。

このようなエッセーを書くコツとテクニックはシンガポールでもしっかり学びます。
シンガポール留学の最も強い点は書く力を伸ばす点です。自分の考えを英語で表現する力はこれから求められていくでしょうし、なによりも楽しいです。

次のシンガポール留学、案内はこちらです。

私の留学に参加してくれた生徒さんは無料で添削指導します。ご連絡下さい。



私が考える英検の目安

いよいよ今週は英検です。
これまで参加してくれた生徒さんたちは、目標級に届きそうですね。
参加してくださった時の実力によって左右しますが、私が生徒たちに期待する級は以下の通りです。実際に参加した生徒さんたちはみなこれらの級に合格しています。

中学1年 4級ー3級
中学2年 3級ー2級
中学3年 準2級ー2級 
高校1年 準2級ー準1級
高校2年ー3年 2級ー準1級
帰国子女 準1級ー1級(英語の高校卒業をした場合) 

準2級までは、中2以上の生徒さんならちょっと集中して勉強すれば受かります。

昨年の夏休みに参加した中1の生徒さんたちは最初は5級くらいでしたが、オンライン英会話を続け、2週間、シンガポールで文法と読解と英作文を学んだ結果、10月には全員3級に合格し、今では準2級に合格しています。

日本人が国際的に英語ができない理由の一つに、学生に求めるレベルが低すぎる、ということがあると思います。子どもたちは期待して励まして指導すれば伸びていくものです。
一流大学を受験する人は、英検が発表している各級の目安は参考にしないほうがいいです。あまりに低すぎます。高校3年生までに英検準1級を受験するように励ましています。
英検準1級は難関です。 
でも、準1級に合格した生徒さんは難関大学に合格しています。
一流大学は、しっかりとした英文を読みこなせる生徒を求めています。
大学の入試問題には奇問難問が含まれることがあります。その対策に時間を取られ、基本的な文法能力が損なわれることを私は危惧します。
それよりは、英検の勉強で、語彙力を高め、読解力をつけて、英作文とリスニング力を高めてください。
準1級の単語は一見難しいのですが、大人になって新聞を読んだりする時には本当に必要な単語ばかりです。10代で覚えてしまえば一生の財産です。

最近ではオンライン英会話でも、英検対策授業をしてくれます。
先ほど横で三男がセルビア人のJacob先生教えてもらっていましたがとても良かったです。

今年も、シンガポール留学を引率します。
日本で説明会を開けないせいか、まだ定員に達していません。今回は最低催行人数に達しなくても実施します。前回の夏休みは中学生女子が多かったのですが、今回は珍しく高校生男子が多いです。

ぜひご検討ください。今お申し込みいただくと、2ヶ月間の事前準備と2週間の留学、そして10月の英検に向けた準備をします。

ご案内はこちらです。


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