シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

ハイテク企業役員の子育て法



Parenting Like a Tech Exec

前回の投稿の続きです。 スティーブ・ジョブスのみならず、ビル・ゲイツも他のハイテク企業のトップたちも、子どもたちのコンピューターやスマホやゲームの利用時間を厳しく制限しています。
原文は、こちらです。
(前略)
ジョブスの子育てスタイルは、マイクロソフトの共同創始者ビル・ゲイツと妻メリンダの子育て法と同じだ。ロイターの記事「ビル・ゲイツは子どものコンピューター利用時間に目を光らせる」の中で、ゲイツ家の両親が娘のゲームの時間、そして、息子の画面を見る時間を厳しく制限していることが紹介されている。 その中でビル・ゲイツは冗談っぽく次のように語っている。「息子が『こんなルール、一生続くの?」』と聞くので、『いや、家から出て行ったら、今度は自分で画面を見る時間制限をするんだよ」って言ってやりました。」

ジョブスとゲイツが厳しいハイテク機器制限を設定しているのなら、他のハイテク企業のリーダーたちはどんな子育てをしているのだろう。 ジャーナリストのビルトンは、ハイテク企業のCEOやベンチャーキャピタリストへの数多くのインタビューを通して、多くのハイテク企業リーダーたちも(スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツと)同じような子育て戦略をとっていることを知る。彼らの多くは「子どもたちの画面を見る時間を厳しく制限し、平日は全ての小型電子ゲームを禁止し、休日にも厳しい時間制限を課している」のだ。
例えば、ワイアード(Wired)の元編集長で、現在はラジコン飛行機(ドローン)メーカーの3D Robotics社CEOのクリス・アンダーソンは、自分と妻が子どもに厳しいテクノロジー制限をかける理由を「我々は誰よりも技術の危険性を見てきているからです。自分自身でも感じています。子どもたちの身にそのようなことは起こってもらいたくないのです。」と語っている。アンダーソンが懸念する子どもへの危険性とは、有害なコンテンツ、ネットいじめ、ネットやゲームの中毒に陥る可能性などである。
ビルトンが見出したハイテク企業リーダーに共通する画面制限とは以下の様なものである
  • 平日は電子機器(ガジェット=おもちゃ)利用禁止。週末にスマホかタブレット利用可(利用可能時間は家庭によって異なり30分から2時間程度)
  • コンピューター利用は学校がある日の前夜に宿題をするためだけ利用可
  • ハイテク親の共通ルール 「ベッドルームに電子機器の持ち込み禁止」
これらの子育て方法はあきらかに一般的なアメリカ人家庭とは異なる。カイザーファミリー基金のメディア・テクノロジー研究がおこなった、アメリカ人家庭における電子ゲーム、コンピューター、テレビの利用状況の調査では、8歳から18歳の大多数の子どもたちの大多数が『自分の家には、コンテンツ(YouTube、ゲーム、SNS、サイトなど)の種類や利用時間に関するルールはない』と答えている。(唯一の例外として、52%の生徒が、コンピューターでしていいこと悪いことのルールがある、と答えている。)
なぜ、ハイテク企業リーダーの子育て法は一般家庭のそれとはこうも劇的に異なるのか。
ビルトンは「ハイテク企業のCEOは、他の人達が知らない何かを知っているようだ」と書いている。 私が思うにに、彼らには、内部の人間だからこそわかる知識があり、子どもにスマホやタブレットを利用させるとこんな恩恵がありますよ、といった業界のマーケティング戦略には騙されない。また、彼らは子どものテクノロジー利用の現実を理解している。つまり子どものハイテク機器利用は長時間、娯楽系(ゲーム、オンラインビデオ、メールやチャット)に利用され、宿題に使われるのは一日平均16分に過ぎないという現実だ。
彼らはこれらの電子機器の遊び時間によって、家族がばらばらになり、学問的成功が遠退き、中毒になる危険性があることを認識しているのだ。
だから、ハイテク業界から発せられる、対照的なメッセージに親たちはもっと関心を高めるべきだ。
業界のマーケティングは、子どもたちにもっといろいろな電子機器を利用させることはとても重要で、ゲームやSNSやメールやチャットが子どもを幸せにし成功に導くと喧伝する。 もう一方で、ハイテク企業のリーダーたちは、自分の子どもたちの電子機器利用を強固に制限していると声高に語っている。

あなたは子育てするにあたって、どちらのアドバイスを選びますか?

(翻訳 新美 転載フリー)

働きながら3人の男の子を育てています。うまくいかないこともよくあります。育児が大変なのは十分承知しています。
でも、スマホやゲームにお守りを任せたら、後でそのつけが回ってくると思います。
大げさに聞こえるかもしれませんが、日本の将来に係る問題だと真剣に考えています。

19年間の子育てで、成功したこと、失敗したこと、他の家の子育てを見て参考になったこと、自分でやってよかったこと、たくさんあります。 海外の育児を見られたこともいい経験になっています。
少しずつアイデアをシェアできたらいいと思います。

小さなお子さんをお持ちの方へ
たくさん読み聞かせをしてあげて下さい。
置くと泣いちゃうときは、おんぶして家事をしてみてください。
重くてイヤって思う方は、おんぶを筋トレだと思って下さい。育児中に鍛えた体幹はその後役に立ちます。
一家族で育児をしようとせず、親や友達や近所の人を巻き込んで、一緒に育てて下さい。
ママ友と預け合ったり、近所の小中高生やその親にお守りを頼むのもいいアイデアだと思います。遠慮なく頼って下さい。赤ちゃんと触れ合うことはみんなにいい効果があります。

小中高生をお持ちの方へ
お子さんにスマホを買い与えようか迷っていらっしゃる方。「スマホ18の約束」子供をゲーム依存から救う方法」は、大いに参考になります。 
ゲームやスマホは親が管理して下さい。その時間に読書、勉強、スポーツ、音楽、オンライン英会話、睡眠などできる事は沢山あります。語学やスポーツなど若いうちのほうが身につくことは多いです。若者の時間は貴重です。チャンスを逃さないで。
小さなお子さんを育てている家族を親子で手助けしてあげて下さい。親が手伝えば子育て経験を活かした癒やしの時間になりますし、子どもが手伝えばあらゆるスキルが身につきます。

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